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【考えるという意味の勘違い】妥当かどうかの判断なんてどうせ誰も出来ない

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読んでない人はこっちを先によんでね。
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言われたことはやりたくない人が社会に負けない方法

 

妥当かどうかの判断なんてどうせ誰も出来ない

「考える」という言葉は知っていたけど、意味を理解したのは社会人になってからでした。

こんなことを言うと「お前相当のバカだな」と笑われるのですが、ちょっと聞いてください。バカなのも認めますから。

 

「考える」という意味の勘違い

 

私は「調べて知識を集めれば、自動的に脳みそが考えてくれる」と思い込んでいたのです。

例えば「会社の会議で何も決まらない」なんてことよくあると思うのです。
一流企業の会議でも何も決まらない事があります。
潤沢な資金、優秀な人材、優秀な頭脳、優秀な人しか出来ない仕事。
一流が集まった会社でも「会社の会議で何も決まらない」などということが起こるんです。

勘のいいあなたならもうお分かりでしょうが、「考えていなかった」からだと私は思うのです。

 

この会議で「考える」という行為をした人間がどのくらい居たのかが会議の質を決定するのだと思います。

ええ、少なからず優秀な人たちが集まっている会議に向かって「考えてない」って失礼だろうと思いますが、本当にそう思っています。

彼らの会議は「会社のプロジェクト」に関して、リスクや実現性や資金面、ありとあらゆるプロフェッショナルが集まって結論を出そうとしているのです。
想像できますか?

 

とある会社のプロジェクトの会議の様子

 

プロジェクトリーダーは会議を取りまとめます

第一回会議

リーダー「それでは各部署の調査結果を発表してください」

技術「はい、技術部門です。今回のプロジェクトは工数面から技術の選定を行いました。これとこれは有用、これとこれは試験的に導入する価値はあります。すでにアメリカでは~」

リーダー「ありがとうございます、次の部署お願いいたします」

財務「はい、財務部です。○○銀行から資金を2000万、それからお付き合いしている関連会社から1500万、それから人手の調達人事部と連携して行えるようにシートを作成しました。それから他の銀行は~」

と続けていくわけです。
いい調子ですね。

最終的に決定権のある役員・社長にOKを貰いに行きます。
社長が小さな質問をします。

社長「○○君、流石だね。確かに情報はいっぱいあるけど、結局プロジェクトは進めるべきかな?それともやめるべきかな?不安要素はないかな?」

リーダー「え?ああ、進めるべきですよ。実現性もあります」

「そうか。最近○○という企業で○○プロジェクトが始まったらしい、あれはうちのプロジェクトとどう違うんだ?」

リーダー「申し訳ございません、社長。そちらの方未調査でして、直ちに調べて参ります」

「うん、頼んだよ。うちのオリジナリティがないプロジェクトならやる意味はないからね」

リーダー「はい、お任せください」

という具合に戻されました。
結果はどうであれ、再調査が始まります。
そしてまた会議。

第二回会議

リーダー「それでは各部署の調査結果を発表してください」

技術「はい、技術部門です。結果としては○○(会社名)のプロジェクトは『似て非なるもの』でした。こちらの方が技術力が高いサービスになってますので、技術面でのオリジナリティを主張出来ると思います」

リーダー「次、お願いいたします。」

財務「はい、財務部門です。○○銀行から融資の減額したいとの意向を伝えられました。『理由は○○のプロジェクトと酷似』しているからでした。もちろん違うものだと主張しましたが、プロジェクトなだけに採算が難しいと……」

リーダー「な、財務部門さん本当ですか!?○○銀行さんの融資は一番重要です、そこが絶たれたら……」

財務「分かっています、他の銀行さんにもあたっていますが、今の所めどがついておりません」

リーダー「今回は分かりました、それでは財務部門は引き続き融資元を探してください。技術部門さんは申し訳ありませんが、さらに工数を抑える方法を調査してください」

あらあら、大変なことになりました。
出遅れてしまったのです。
それから再再会議。

第三回会議

リーダー「それでは各部署の調査結果を発表してください」

財務「はい、財務部門です。資金調達に難航しており未だ見つけられておりません。そして関連会社の方からも『月末までに借りないなら他で使う』と言われてしまい、現在確定している融資も危うい状況です……」

リーダー「そうですか……、確かに引き延ばしすぎましたね」

技術「はい、技術部門です。○○ライブラリという既存のものを使えばかなり安く、費用を抑えることが出来ます。ただし、見た目が安っぽくなってしまう欠点があります。デザインを含めることが出来ないのです。結果的にデザイナーさんの工数も減ります。ざっと○○人月ですね、かなり安くなりますね」

リーダー「それは素晴らしい、でも前回言ってたオリジナリティは無事ですか?」

技術「いえ、○○(会社名)と同様の仕様にですね」

リーダー「うっ、そうですか……」

このお話で言いたいこと。

この話の登場人物は誰も何も考えちゃいないと思うのです。

 

会議の失敗点

 

言われた情報をただ集めて、全員「行けたら行く」という認識で進めていました。
だから会議では何も決まらないんです。

「プロジェクト」を任されてリーダーは「○○だったら行く、○○だったら撤退」という線引きをするべきでした。
「とりあえず調べてこい、リスクとか、技術とか、一通りだよ。分かるよな?」
といった具合に進行すれば「それぞれの認識」で情報を持ってくることは明白です。
「言わなくても分かってよ!」というめんどくさい人と変わりません。

 

技術部門は言われた事を淡々とこなしたわけです。
それなのに最終的には「オリジナリティ」が無くなったことでがっかりされました。
技術部はひとつ前の会議で「オリジナリティがあるか?」という調査で、「オリジナリティが重要である」という認識がなかったのです。
もちろん、「オリジナリティは残したままね!」なんて指示はありません。
でも、察することは出来ますよね。
「言わなくても分かってよ!」という気持ちも分かります。

 

財務部門は今回一番振り回されました。
「資金ショート」起こしてるのに、なんでまだやろうとしてるんですかね?
オリジナリティ以前の問題かと思いますが、彼らはリーダーの言う通り仕事を全うしました。結果は振るいませんでしたがね。

この物語の「悪者」は誰もいません。
全員が良きことのためと動いたのに、時間とお金を使ってしまった、ただ、全員何も考えずに会議を行った話です。

どんなに念密な情報があったとしても「決定する意思」を定めておかなければ何も実行されない。
どんなに正しかろうと会議で決まったことが実行されなければ無駄です。

 

「知識を集めていれば勝手に脳みそが考えてくれている」なんてことはないんです。

意思決定の基準を定め、その基準の是か非を調べ、決める。
これでいいんじゃないですかね。

「妥当かどうかの判断なんてどうせ誰も出来ないんだからその前に考えましょうよ」

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